あなたはご自分の土踏まずが十分発達してあるか、あまり無く偏平足状態かは、確認したことがありますか?
当センターでは機械で計測するのですぐ分かるのですが、「私は土踏まずがある!」と思いこんでいて、実はものすごく低く、偏平足だという方が、意外にかなり多いことに驚きます。
そして土踏まずの状態は、実はあなたの健康にかなり大きな影響を与えています。
直接的には分かり難いものの、長く膝の痛い方等はまず、影響されているといっていいでしょう。
そこで今回は偏平足についてのお話です。
まず、偏平足がなぜ健康上良くないのかを説明するために、土踏まずのお話からさせてください。
人間の体には衝撃や振動を吸収し、体を守るためのいくつかの仕組みが、生まれながらに備わっているのですが、その中で一番最初に働いているのが、この土踏まずなのです。
ここで衝撃を吸収してしまえば、膝や腰などの負担が大きく軽減されます。
この土踏まずの衝撃吸収能力は、一番良い状態であれば何と、足の甲の上を軽トラックが曳いても、落ちることは無いそうです。
また免震機構としても優れていて、揺れをなくし安定させるため、足元は常にしっかりとした状態を保つことができます。
もうお分かりだと思いますが、土踏まずの低くなってしまっている偏平足の方の問題は、この全て逆だ、ということになります。
痛めた箇所との直接的な因果関係は表に出てこないため、現実的に問題視されることはあまり無いのですが、偏平足の方は実は基本的に“疲れやすく・転びやすく・痛みやすい”体だ、ということなんです。
「でもそんなこと言ったて、生まれつきなんだから仕方が無い」と思っておられる方もいるのではないでしょうか?
確かに生まれつきの遺伝や素養もあることはあるのですが、私が見てきた範囲では、まったくの生まれつきでどうにもならない、なんて方は1%もいないくらいです。
ほとんど大多数の方は後天的な生活習慣、簡単に言えば歩き方が悪いせいで、酷くしてしまっているのです。
なので当然、いくらかは改善することができます。
改善すれば、びっくりするぐらい全身がラクです。
まずはご自分の思い込みではなく、客観的に状態を確認するために、土踏まずを機械計測してみませんか?
意外なところに、あなたが悩んできた足の問題の解決のヒントが、転がっているかもしれませんよ。
ご希望の方は当センターにご相談ください。