その他のお悩み

デスクワークの方に必須の肩こり対策

当センターにお越しになる方の半数以上は、デスクワーク中心のお仕事の方です。

そんな方たちのお話を聞いたり、お体をみせて頂いたりすると、デスクワークというものがいかに重労働で、肩や腰の痛みにつながっているのかを思い知らされます。

例えば肉体労働なら、それ自体が筋力アップなどのトレーニングに繋がることになったりもしますが、デスクワークをいくら重ねても、パワーアップはしません。

疲労していくだけです。

そんな面から考えても、しっかり対策を立てて体をケアしていかないと、どんどんひどい状態になっていきます。

なので何回かに分けて、対策のポイントをお伝えしていきます。

まず真っ先にチェックしたいのは、キーボードの位置になります。

あなたのキーボードの位置は、写真のように遠く離れた奥のほうになってしまってはいませんか?

キーボードが遠く離れた奥になってしまうと、腕を伸ばして操作することになります。

人間の腕はカラダに近づけて使うと無駄な力が要らず、力自体も入りやすくなる仕組みになっています。

なので野球のバットを振るときも、剣道の竹刀を振るときも、脇は空けないようにします。

運動をしない方でも、例えばペットボトルを持つときに、写真Aと写真Bではどちらが楽か、試してもらえばすぐに分かるとおもいます。

ですからキーボードを打つ位置も、脇が開いて腕が離れてしまわないよう、できるだけ近い位置で打つのが理に適っているのです。

この話をデスクワークの方にお伝えすると「でも先生、キーボードの手前の位置には、書類とか置かないとあかんねんなぁ」といわれることがとても多いです。

でもですよ、そこの配置を何とかするだけで、肩こりが激減するとしたらどうでしょう?

実際肩のこの部分(図)の肩こりの方は、腕や肩を前に出して使うせいで起こる“巻き肩”という状態になっていることが多く、その場合はキーボード位置の改善で、肩こりは激減することが多いのです。

例えば書見台などを使ってみるなど、この配置しかないと思い込んでいるだけで、工夫次第で少しは何とかなることもあります。

そしてその“少しの工夫”が、毎日の積み重ねになって大きく響いていくのです。

デスクワークの方は、今後歳を重ねてもそのお仕事を続けようと思うのなら、そこは本気で改善に取り組んでおくべきポイントだと思ってください。

当センターにお越しの方は、ご相談いただければ仕事場のイスと机の高さを測ってきてもらったり、デスクのレイアウトを絵に描いていただいたりして、一緒に配置を考えたり、ベストの高さをお教えしたりしています。

良ければご相談くださいね。