いきなりクイズです。
図1と図2、どちらが良い姿勢でしょうか?
答えを言ってしまうと、図1が正しい姿勢で正解なんですが、迷ったり分からなかった方も多いんじゃないでしょうか。
実際に「良い姿勢で立ってください」というと、半数以上の方が図2の姿勢をしようとしてしまいます。
この図2の状態を、私たちは“反り腰”といっています。かなり問題ありの姿勢です。
この姿勢の方は、腰痛(特にズボンのベルトラインより上辺りの腰痛)になりやすく、
猫背にもなりやすいという困った状態です。
また、股関節に問題を抱えている多くの方も、この姿勢になっている場合が多いです。
皮肉なのは、良い姿勢をしよう、猫背を治そうと思っている方であればあるほど、なってしまいがちな姿勢だということです。
あなたはなんとなく、胸をそらせばよい姿勢になった気がしませんか?
実はまったくそうではありません。では、正しい姿勢をする上で、重要なチェックポイントをお教えしましょう。
この①の図で一番注目して頂きたいのは、実は背中(肩甲骨付近)とお尻の位置関係なんです。
もう一度見ていただければ、背中よりお尻の方が出ているのがお分かりになりますか?
そうなんです。もちろん、多少体型には左右されはします。
しかし基本的には正しい姿勢と思われる姿勢をして、そのままゆっくり壁に下がっていったとき、まずお尻だけが当たる状態(これはそのままチェック法になります)。
それが正しい姿勢にとって必須だということになります。
当センターで毎日姿勢のアドバイスをしていて、いつも実感するのですが、ほとんどの方にとってこの正しい姿勢というのは、かなりお尻が出ているように感じるみたいなんです。
それでついカラダをそらして胸を張ったような感じの姿勢をして、図2のようにお尻を引っ込めてしまうのです。あなたも一度チェックしてみてください。
鏡に向かって横向きに立ち、背中とお尻の位置関係を見てみましょう。
もしも背中のほうが出ていて、あなたが腰痛や肩こり持ちの方なら、この姿勢の改善で劇的に腰痛や肩こりは良くなって行くでしょう。
この正しい姿勢の習得の仕方にも、ちょっとしたコツやポイントがあります。
良ければ一度、当センターへご相談ください。