腰痛といっても種類があり、それによって対策は変わります。
ヘルニアや脊柱菅狭窄症、坐骨神経痛やすべり症など様々な分類がありますが、ここではあなたでも簡単にすぐに判別できる、大まかな対処法をお教えします。
私は昔スキューバダイビングのインストラクターだったのですが、実は海のど真ん中に浮かんで遭難しかけたことが、何度かあります。
なのでそんなときに一番やってはいけない事、知ってます。
それは方角もわからないのに焦って“やみくもにどこかに泳いでいくこと”です。
コレをやってしまうと、まず助かりません。
すぐに疲れて終わってしまうのがオチです。
この話は海で遭難したときの話ですが、これに似たようなことを、日常生活では意外にやってしまっていることがあるんですよねー。
例えば腰痛でもそうです。
成り立ちや種類が違えば、採らなければいけない対策は当然違います。
間違った判断からの対策で、良くなっていかないだけならまだしも、悪化してしまうことすらあります。
普通は専門家の判断を仰ぐのが一番ですが、今回お伝えするのはあなたにも判断できる大まかな方法です。
それはあなたの腰痛が、ベルトライン辺りより上の腰痛か、下の腰痛かということです。
まずベルトラインというのは、男性の一般的なズボンの、と思ってください(女性の服に詳しくないので)。
ちょうど腰骨の上あたりでしょうか。
コレより上で、どちらかというと刺すような痛みと言うより鈍痛や、重いだるい感じに近ければ、
この腰痛は“姿勢の問題”で発生している腰痛の可能性が高いです。
コレより下であれば、骨盤のズレや歪みが関係している腰痛のことが多いです。
まず姿勢の問題の腰痛は、多くの場合腰を反りすぎてしまって起こっています。
またそれに伴う場合が多いですが、おなかの力を上手く使えず、その分腰に負担が大きくなっていることも良くあります。
夜仰向けに寝ようとすると、腰が浮いてきた感じがしたり、実際に腰の下が浮いていてしんどい、などと感じるなら、ほぼ間違いありません。
このタイプの方は、まず日常反っていることに気づくこと。
そしてどうにかして反るのを改善すること。
それと平行しておなかの筋力を、上手く使えるようトレーニングすること(筋力アップとは少し違います)。
このあたりが対策になります。
骨盤のズレや歪みの腰痛の場合は、歪みを取ることと歪めてしまう原因対策をしなくてはいけません。
歪み自体は、専門のところで改善してもらうほうが良いでしょう。
当センターでも行っています。当センターでは再発防止のストレッチやトレーニングなどまでお教えし、良い状態をキープしやすくしています。
また歪めてしまう原因を残したままだと、またすぐに同じことになってしまうので、それも見つけて改善してしまいたいところです。
分かりやすい例で言うと、足を組んで座る癖などがコレに当たりますが、原因は様々です。
当センターでは歪み方とその方の日常生活を照らし合わせて、具体的な動作まで特定していきます。
このように、状況に合わせて対応はまったく変わってきます。
あなたの今お悩みの症状も、現状の判断を間違っていて、
対策が的を得ていないだけなのかも知れません。
これはどんな症状でもいえることです。
ネットの情報などは出所の分からない、不正確なものも多いです。
ご自分だけで判断してしまわず、良ければ一度当センターまでご相談ください。