足が疲れやすい、すぐにむくむ、足先の冷えが取れない、などの症状で、ご相談を受けることがよくあります。
他の方の足を使ってみる機会など無いですから、それぐらいが普通なのか異常なのか分からず、我慢して頑張っておられる方が多いようです。
しかし実際に見せていただくと、実は改善可能なケースが多いです。
足が疲れる、むくむ、冷える方に、本来まず考えて頂きたいのは、どうやって疲れやむくみなどを取るか、という対策ではなく、何故疲れやすい、むくみやすいのかという原因の方です。
そうでなければ、年齢を重るなど条件が厳しくなるにつれ、対策が後手になり、追いつかなくなってしまいます。
実際にこんな理由で、職を変えてしまう方もおられるのです。
よく、足の疲れは血液やリンパの循環が悪くなってしまっているから、などということが言われます。
そして血液やリンパを流すマッサージをしましょう、ということに行き着いたりします。
しかし、これは間違いではないですが、原因を捉えた根治の方向である、とも言えません。
何故なら本来、血液もリンパも滞らず流れるものであり、その循環が悪くなっている「原因」こそが、改善すべき本質なのですから。
そもそも、立った状態で体の一番下である足に流れ込んだ体液は、上には上がっていきにくいのは当たり前です。
それではどういう仕組みで、体液が上がっていくようになっているかというと、血管の収縮だけではなく、足を正しく動かすことで、筋肉が硬→軟→硬→軟と動きポンプとなり、循環が促進されるようになっているのです。
例えば、ふくらはぎで説明すると①の格好と②の格好で、ふくらはぎを触り比べてもらえば、硬くなったりやわらかくなったりするのが分かります。
疲れたりむくんだらいちいちこれをやれ、といっているのではなく、足のメカニズムにあった無理の無い、正しい歩き方をすると、このような動きに自然となっているものなのです。
このような歩き方になりにくい状況の方としては、具体的に例を挙げれば、摺り足の方、前のめりで歩く方、足首の不安定な靴(ハイヒールや高サンダル等)で、足首を固定ぎみで歩く方などが、それに当たります。
言いかえれば、疲れやむくみや冷えのキツイ方は、歩き方に改善の余地がある、ということになります。
そのままそんな状態を続ければ、最終的にはこんな状態にまでなってしまうことに。
歩き方の改善で、驚くほど足が楽になることは良くあります。
当センターではまず足と体全体のバランスの検査をし、軽い場合は歩行指導のみ、場合によっては施術やインソール(ハイヒール用のインソールもあります)を利用し、根本的な改善を目指します。
まずはご相談ください。