足のお悩み

股関節の痛みについて

股関節の痛みは酷くなれば激痛で、歩いて体重が掛かったときだけでなく、仰向けに寝転んでも痛い状態にまでなるので、夜ゆっくり寝ることもままならなくなってしまいます。

当センターは足の疾患を専門としているので、そのような状態の患者様もお見えになります。

生活習慣で発症のものから先天的なもの(臼蓋形成不全など)まで様々な状態の方がお見えになります。

ここでは、股関節の症状の原則と、当センターでの考え方、対処法などをお伝えします。

生まれつきの痛みがそのまま続いている場合や、事故の場合を除けば、現在股関節の症状でお悩みの方は、徐々に悪くなってきたということになります。

ということは現在の状態の原因は、日々の生活習慣、具体的には歩き方をはじめとした、
「足の使い方」に問題があることになるはずです。

当センターにこられる方の多くは、どこに行っても良くならなかった方です。

しかしそれはいくら適切な様々な治療をしたとしても、日々傷む様な悪い使い方・歩き方をしていると、「治療≦日々の損傷」という状態になり、良くならなかったのです。

そうでなければ、本来自然治癒力を持っているはずの人間が、いつまでも状態が良くならない、ということは考え難いはず。

そしてこれは先天的、もしくは事故の影響の痛みの方でも、徐々に悪化している場合は同じことが言えるのです。

では具体的には、どのような使い方(歩き方)が股関節に負担を掛けているのかというと、
大まかで代表的には以下のようなものです。

 ●前重心で歩いている。
 ●膝の向きよりつま先の向きが外を向き、ねじれている(オーバープロネーション)
 ●足首や膝をやわらかく使えず、硬直している
 ●地面を蹴って歩いている
 ●大またで歩いている
 ●足の使い方に左右差があり、横ぶれして歩いている。
 ●お腹を突き出し、反り腰ぎみになっている。
等がそれにあたります。

もちろん、これをすればすぐにみんな悪くなる、というわけではありませんが、
これらは基本的には股関節の負担を大きくする要因です。

いくつか簡単に解説も加えると、つま先の向きと膝の向きがねじれるとてこの原理が股関節に働き負担が掛かります。

足首や膝はやわらかく使えていれば、歩行時の衝撃は吸収できるはずが、できていなければモロにその上の股関節に衝撃がきます。

今までご自分の歩き方に疑問を持ったり、理に適った正しい歩き方という概念は無かったかもしれませんが、徐々に悪化している「生活習慣病」である以上、ここが問題の核心なのです。

ですので当センターでの股関節の治療は、これまでの使い方により、偏った骨格や可動域を元に戻すための整体施術はもちろん、歩き方や階段の昇り降りの仕方などの歩行指導を、
徹底的に行います。症状の程度や場合によっては、インソールや股関節のトレーニングマシンも使用します。

またご自宅でのトレーニングメニューの作成・指導などを行い、根本的な改善を目指します。

まずはご相談ください。